「倪寛賛」
書者の遂良は、初唐の書の大家で、忠誠骨の臣として知られる。この書は、古くは世に知られず、明に至って初めて王肯堂の欝岡齋帖に刻入され、清朝においては三希堂帖、滋蕙堂帖等に刻されている。この真蹟はそれらの刻帖による藍本で、後に清朝内府に収蔵された。
書風については、弾力性豊かで、線に強弱、遅速緩急の変化があり、結体は抱擁力と広がりを持ち、整斉としている。そして最も特徴的な針のように細い左払いと、柔らかい中にも力強さを感じる右払いである。それらに留意し、線の細太に伴う遂良書の繊細かつ気品の高さに迫ることを目標とした。
当店では拓本をたくさん扱っております。
最終更新日:2010年3月24日
